一般意志と全体意思は、どちらも社会における人々の意志に関する概念ですが、フランスの思想家ジャン=ジャック・ルソーによって明確に区別されました。
例えば、ある地域で公園を作るかどうかを議論する場合を考えてみましょう。
ルソーにとって、重要なのは単に人々の意見を集めること(全体意思)ではなく、人々が公共の利益を真剣に考慮し、理性的な議論を通じて共通の目標を見出すこと(一般意志)でした。一般意志は、社会契約の基礎であり、自由で平等な社会を実現するための重要な概念とされました。
現代においても、一般意志と全体意思の区別は、民主主義のあり方を考える上で重要な視点を提供しています。単なる人気取りや多数決ではなく、公共の利益に基づいた政策決定の重要性を示唆していると言えるでしょう。