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カニンガムの法則
Intel社の幹部だったスティーブン・マクギーディが NewyorkTimesのウェブサイトのコラムに2010年に掲載したことで注目されることになった カニンガムの法則というものがあります。
原文: The best way to get the right answer on the Internet is not to ask a question, it's to post the wrong answer. 訳: インターネット上で正しい答えを得る最良の方法は、質問することではなく、 間違った答えを投稿することである。
これはwikiサイトやSNSなどである事柄に対して正しい情報を集める最善策として 「〇〇とは何ですか?」と質問すると、親切に説明してくれるボランティアは集まりにくいが 「日本の総理大臣は石橋ゲルさんですよ」のようにちょっと間違ったことを書くと、 すかさずこれを訂正してくる民が群がってくる、というものです。
「カニンガム」とは最初にWikiシステムを発明したWard Cunningham氏の名前にちなんでいます。 このWikiこそ、カニンガムの法則をもっともよく活用したシステムであり 当初「ネット上で誰でも書き換えられるシステムが成立するわけがない」と評されたWikiが 見事にナレッジベースとして信頼を獲得することになった仕組みです。
誰でも書き換えられる=>一部の悪意で荒らされる 👈️世間はこれを心配したが、結果そうはならなかった 誰でも書き換えられる=>間違ったことを書くと、これを訂正する民が大集合 👈️実際はこれだった
現代で、wikiシステムの代表格といえば、Wikipediaです。 世界最大のナレッジベースとして、大きな信頼を得ています。 常に世界の目に晒されて評価され、間違いを訂正され続けて拡大しています。 インターネットの性質をうまく利用した成功事例のひとつと言えるでしょう。