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process:stretchingpaperonboard:start

水張り(パネルに画用紙を張る)

画用紙をパネルなどへ水張りする手順
画用紙の剥がし方はこちら

使用する道具

材料

作業手順

右利きを前庭に説明する。左利きの場合は適宜読み替えてください。

画用紙を断裁する

  1. 木製パネルを平らな台に、正面を天に向けて置く
  2. 画用紙パネルの上に載せる
  3. 画用紙の左上の角をパネルの左上角に合わせ、そこからパネルの厚み分だけ、上方向および左方向へずらす。
    process:stretchingpaperonboard:ss_20200727_065717.png
  4. パネルの右辺と底辺に沿って、カッター画用紙の余分を切り落とす
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水張りテープを準備する

四辺に貼るテープをちぎって用意する。このとき、水張りテープのロールを濡らすとまるごと使えなくなってしまうので、水濡れ厳重注意

  1. 各辺、画用紙より左右5cm程度ながめに水張りテープをちぎる。
    たて・たて・よこ・よこ の合計4本準備する。
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    水張りテープのロールは水濡れしないよう、使用後はすぐにビニール袋に戻す

画用紙を濡らす

  1. 筆洗(バケツ)に水を張る
  2. 画用紙の裏表を確認し、裏を天に向けて置く
    • 画用紙は表面のほうがややザラつきがある。
    • 断面を指の腹でやさしくこすると、引っ掛かりのある側が裏。全紙から断裁する際に、表から裏に向かって断ち切るため。
  3. 刷毛に水をたっぷり含ませ、画用紙のまんなかに置く
  4. 刷毛を中央から角にむかって滑らせ、水を伸ばす。
  5. 刷毛を中央から上下左右にむかって滑らせ、水を伸ばす。
  6. 画用紙全体へ刷毛をすべらせ、塗り残しや塗りムラがないよう、均等に伸ばす
  7. 画用紙の縁や角に水が溜まっている場合は、刷毛の先で吸い取るようにして除いておく。

画用紙の“目”を確認する

画用紙は、製造時の漉(す)き工程で、縦か横方向に目ができる。パルプの遷移が並んでいる方向が“目”で、水を吸って膨らむ際、目の方向に大きく伸びる。また、乾燥時には逆に目方向に大きく縮む。この性質をふまえて、水張りは目方向に直角な辺から固定する。ミューズM画の場合は、A2サイズで長辺方向に、A3サイズで短辺方向になる。したがって、木炭紙大の場合は長辺方向、B3パネルなら、短辺方向が目にあたる。

張るタイミング

画用紙が水をすっかり含んでたるみきった(伸び切った)タイミングで張ることで、しっかりピンと張り付けることができる。

  • 水が紙に吸われて、表面のテカリが消える
  • 画用紙がやわらかくなって、パネルにぺたっとくっつく
  • 画用紙の端のまるみがとれて、パネルにぺったりくっつく

のような様子になったら準備OK。このタイミングを逃すとどんどん紙が縮み始めてしまう。

画用紙を張ってゆく(最初の辺)

テープを貼る位置に当たりを取る

  1. 画用紙が十分に伸びたら、裏返して(紙の表が天/水をつけた裏面が下)、パネルと紙の中央をあわせる。パネルと紙の角度を揃える。
    このとき、紙のはみだしを指先をつかって計るとわかりやすい。目分量でOK
  2. まず最初にパネルごと回転して、貼る辺を自分の体に対して右に向ける。
  3. 画面中央に左をを置いて画用紙を押さえ、パネルの右辺に沿って画用紙に折り目をつける。

テープを画用紙に貼りつける

  1. パネルを90度回転させて辺を手前に向ける
  2. 準備した水張りテープに水をつける
    1. 右手で刷毛を持ち、水を含ませ、かるく振って余分な水を切る。
    2. テープの糊面を天に向け、糊面に親指がくる向きで先端をつまんで左手で持つ。
    3. つまんだテープの、手元のところを筆洗(バケツ)の縁に当てるように置く。
    4. その手元のテープの上に右手で持った刷毛を乗せる。
    5. 刷毛を動かさないようにして、左手のテープをすっと引き上げる。
    6. テープをすべて抜きとると、糊面に水が付いて濡れた状態になる。
  3. 濡らした水張りテープを画用紙に貼り付ける

    画用紙の、右手でつけた折り目を目標に、画用紙にテープを貼る
    1. 貼る位置は、折り目から2mm程度外側。画用紙は乾燥時に縮むため、画用紙に引っ張られてテープが画面側に入り込むことを避けるため、貼る位置を少し外側に置く。
    2. 画用紙にテープを載せたら、画用紙とテープをしっかり接着する。
      両手を使い、親指を上(テープ側)人差し指を下(画用紙の裏側)に向け、テープの中央付近で、テープと画用紙の接着面を挟む。そこから、両手を左右に広げる方向に画用紙の端までずらしながら、接着面を挟んで接着してゆく。これを2~3回繰り返してしっかり固定する。
      このとき、テープに付いた水分は、テープの紙と画用紙とにそれぞれ吸収されることで、糊が固まり固定される。

      指で圧迫したあとはかなりしっかり接着されているので、もしも接着面をしごく過程でテープがずれるなどしても、極力貼り直しは避ける


テープをパネルに貼り付ける

  1. パネルを90度回転し、貼り付ける辺を右に向ける
  2. 画用紙に折り目を付けたときと同様に、画面の中央を左手で抑えて画用紙を固定する
  3. 押さえた左手の、すぐ横から、右手で紙のたるみを辺に向かってしごいてゆく。
    このとき、右手を押し付ける強さに注意。弱いとたるみを送れず、強いと紙面を傷める。
  4. パネルのふちまでたるみを送ったところで、しごきを止め、手首を返すようにして、パネルの側面に画用紙を折り付けるようにし、たるみを側面側に送りつつ、テープを押し付けて固定する。
    この動きは、左手を中心に放射状に広げながら繰り返す。最初は辺の真ん中から始め、その前後、その前後と広げてゆき、角まで繰り返してゆく
  5. テープがひととおりパネルに接着されたら、パネルを持ち上げ、(画用紙へのテープ圧着の手順と同様に)テープとパネル枠木とを指で挟み、しっかりと枠木にテープを圧着する。
  6. 余ったテープはとなり辺の枠木に回して貼り付ける(画面側にはみ出さないように注意)

2つめの辺を貼る

  1. パネルを回転し、最初に貼った辺の対辺を右に向ける
  2. テープの当たりを付けるために、先程の工程と同様に、画用紙を軽くしごいて折り目をつける。
  3. 貼る辺を手前に向ける
  4. テープに水をつけ、画用紙に接着する
  5. 貼る辺を右に向ける
  6. 最初に貼った辺のすぐ脇から、画面の中央に向かって左手でたるみをしごきつつ、画面中央で押さえて画用紙を固定する
  7. 先程の作業と同様に、辺に向かってたるみをしごきながら、テープを貼ってゆく
  8. パネルを持ち上げ、パネル枠木にテープを圧着する。
  9. 余ったテープを枠木に回して貼り付ける

残る辺も同様に

  1. 同様に残る2辺も貼る

乾燥

  1. 作業がおわったら、パネルを水平にしたまま風通しのよい場所で乾燥させる。
  2. 画面にかるく手のひらをあて、ひんやりしなくなったら乾燥完了
  3. ドライヤーなどで強制的に乾燥させる場合は、急激な張り縮みで紙が割れないように注意する
process/stretchingpaperonboard/start.txt · 最終更新: by atnmn